前回では個別原価計算ツールの画面メニュー｜実績データと残高データ入力と、その操作手順についての概要を説明しました。
今回はその後半のステップである”計算の実行と計算結果の確認”の具体的な設定方法をご説明します。

 
締め年月日を入力し実行ボタンをクリックします。赤字太枠が該当箇所です。

※計算エラーが発生した場合は、エラーメッセージが表示され、エラー原因のあるデータのボタンの色が変わります。

色の変わったマスタ、実績データのボタンを押し、エラー発生原因データを確認します。
この場合は、「入出庫データ」ボタンを押し、入出庫データを確認します。
 
③指図数に対し完成入庫が完了した場合は、製造番号マスタで完了登録を行い、再度計算処理を実行します。

●製造番号	●製造番号名称	●品目コード	●指図数	●製造完了
A-01-1	原液イ	A01		完　了

 
 

 
計算結果の確認ができます。それぞれ取得したい表のボタンを押すと、計算結果が確認できます。

タイトル	説　明
●在庫品台帳	倉庫へのインプット、アウトプット、残高を品目別に表します。
●原価計算表	原価集計番号（組番号）別にインプット、アウトプット（実績原価）を表します。
●原価計算表（単票）	原価計算表を単票形式で表します。

 

		前月末			当月入庫		当月単価	当月出庫		当月末在庫高
品目コード	品目名称	数　量	単　価	金　額	数　量	金　額		数　量	金　額	数　量	金　額
005	酵母	10	1,200.00	12,000	10	10,000	1,100.00	5	5,500	15	16,500
A01	原液イ	0	0.00	0	5	60,000	1,2000.00	5	3	36,000	24,000

 
 

 

製造番号	A01-1
品目コード	010	品目名称	原液1
指図数	5	製造数	5

 

		前　月	当　月	合　計
投入高	直接材料費	1,000	25,500	26,500
	自製材料費		0	0
	労務費		25,000	25,000
	設備費		10,000	10,000
	その他経費		2,550	2,550
合　計		1,000	63,050	64,050
出来高	予定原価		60,000	60,000
	追加原価		0	0
仕掛品		1,000	4,050	4,050

 
 
以上で個別原価計算の画面メニュー操作計算の実行と計算結果の確認が完了です。
これらの情報を取得して個別原価計算の計算結果に反映する形になります。
以上で個別原価計算の操作説明を終了します。