|原価計算入門

  

―2-5.実績データの入力|画面メニュー操作の手順|個別原価計算―

 

前回では実績原価計算ツールの画面メニュー|マスタ類の設定と、その操作手順についての概要を説明しました。
今回は次のステップである”実績データと残高データの入力”の具体的な設定方法をご説明します。

購入データ

 

購入データの入力を行います。赤字太枠が該当箇所です。

●計上日 ●伝票コード ●注文番号 ●品目コード ●取引先コード ●伝票数量 ●伝票単価 ●実績金額
2018/9/1 37(仕入伝票)   001   10 1,000.00 10,000
2018/9/2 37(仕入伝票) A01-1 006   10 2,000.00 20,000

  

項 目 必 須 説 明
●計上日 当該データを計上する日付を登録します。
●伝票コード 品目の名称を登録します。
●注文番号   購入データを組番号に引き当てる場合(材料倉庫へ入庫しない場合)に組番号を登録します。
●品目コード 購入した品目のコードを登録します。
●取引先コード   取引先のコードを入力します。
●伝票数量 購入数量を登録します。
●伝票単価 購入単価を登録します。
●実績金額 購入合価(「伝票数量」×「伝票単価」)を登録します。 計算式で算出してもかまいません。

 
 

入出庫データ

 

入出庫データの入力を行います。赤字太枠が該当箇所です。

●計上日 ●伝票コード ●製造番号 ●品目コード ●入庫数量 ●出庫数量
2018/9/1 46(払出票) 010-1 005   5
2018/9/2 46(完成入庫) A01-1 A01 5
2018/9/6 76(出荷) A01-1 A01   3

  

項 目 必 須 説 明
●計上日 当該データを計上する日付を登録します。
●伝票コード 品目の名称を登録します。
●製造番号 製造番号を登録します。
「46(払出票)」の場合は、払出先の組番号
「50(完成入庫)」の場合は、入庫元の組番号
「76(出荷)」の場合は、(本来は不要ですが本ツール上では)入庫元の組番号
●品目コード 品目のコードを登録します。
●入庫数量 入庫数量を登録します。
●出庫数量 出庫数量を登録します。

 

実績工数

 

入出庫データの入力を行います。赤字太枠が該当箇所です。


 

●計上日 ●製造番号 ●品目コード ●実績工数 ●工数区分 ●工 程
2018/9/2 A01-1 A01 2.00 2 K11
2018/9/2 A01-1 A01 3.00 1 K01
2018/9/2 A01-1 A01 4.00 1 K02

  

項 目 必 須 説 明
●計上日 当該データを計上する日付を登録します。
●製造番号 工数計上の対象となる製造番号を登録します。
●品目コード 品目コードを登録します。
●実績工数 実績工数を登録します。
●工数区分 人の作業時間か設備の稼働時間を表す区分を登録します。
  1:人の作業時間を表します
  2:設備の稼働時間を表します
●工 程 工数を計上する製造工程のコードを登録します。

 
今回は、個別原価計算における画面メニュー操作の実績データの入力について、設定項目の詳細を説明しました。
次回は次のステップである画面メニューの”残高データの入力”の説明を行う予定です。