|原価計算入門

  

―1-2. ツールの制約―

 

「実績原価計算教育用ツール」には、以下の制約があります。
1ヶ月のデータを対象とします。(月次繰り越しの機能はありません)
②原価費目の分類は固定です。
・直接材料費 /・労務費 /・設備費 /・その他経費
③原価集計番号と製造品目の関係は1:1です。
④累加計算の段階は3段階までです。
⑤配賦率(時間単価、経費率)は、外部で算出されているものとします。
⑥予定原価(標準原価)は、外部で作成されているものとします。
⑦個別原価計算、総合原価計算の併用はできません。
⑧総合原価計算の場合、仕掛品(組番号内の残高)はないものとして計算します。

 

製品版「ProSee実績原価 計算」は、

①締め処理で月次の繰り越しを行います。
②原価費目の分類はマスタで設定できます。
③原価集計番号と製造品目の関係が1:nの場合に対応します。
④累加計算の回数に制限はありません。
⑤配賦率(時間単価、経費率)を算出する機能があります。(費用配分計算) 
⑥配賦率を用いず、費用配分の結果を原価計算表につなげる計算が可能です。
⑦予定原価(標準原価)を作成する機能があります。(予定原価計算)
⑧実績原価と標準原価の明細レベルの比較が可能です。

⑨個別原価計算、総合原価計算の併用が可能です。
⑩総合原価計算の場合、仕掛品がある場合の計算に対応します。
⑪会計システムへ連携する仕訳データの作成が可能です。(原価仕訳)
⑫累加計算を原価費目別に行うことが可能です。(管理会計)
⑬「売上・損益表」、「損益・キャッシュフロー表」などの業績管理情報の作成が可能です。(管理会計)
⑭アウトプット画面に表示する項目、項目の名称、列幅、表示順序がマスタで設定できます。
※( )内はオプション機能の名称です