|原価計算入門

  

―1-8.実績データと残高データの入力②|画面メニュー操作の手順|総合原価計算―

 

前回では実績原価計算ツールの画面メニュー|実績データと残高データ入力①と、その操作手順についての概要を説明しました。
今回はその後半のステップである”実績工数と残高データの入力”の具体的な設定方法をご説明します。

実績工数データの入力

 

実績工数データの入力を行います。赤字太枠が該当箇所です。

●計上日 ●組番号 ●品目コード 実績工数 ●工数区分 ●工 程
2018/9/2 010-1 010 2.00 2 K11
2018/9/2 010-1 010 2.00 1 K01
2018/9/2 010-1 010 2.00 1 K02
2018/9/6 010-2 100 3.00 1 K03

  

項 目 必 須 説 明
●計上日 当該データを計上する日付を登録します。
●組番号 工数計上の対象となる組番号を登録します。
●品目コード 品目のコードを登録します。
●実績工数 実績工数を登録します。
●工数区分 人の作業時間か設備の稼働時間を表す区分を登録します。
1:人の作業時間を表します
2:設備の稼働時間を表します
●工程 工数を計上する製造工程のコードを登録します。

 
 

残高データの入力

 

残高データを登録します。在庫品台帳の残高データ(前月末のデータ)です。前月末に在庫がある品目だけ登録します。

 

●品目コード ●前月末在庫数 ●前月評価単価 ●前月末在庫高
001 10 1,200.00 12,000
002 5 1,800.00 9,000

 

項 目 必 須 説 明
●品目コード 品目コードを登録します。
●前月末在庫数 前月末の在庫数を登録します。
●前月評価単価 前月の評価単価を登録します。
●前月末在庫高 前月末在庫高(「前月末在庫数」×「前月評価単価」)を登録します。
計算式で算出してもかまいません。

 
 
以上で画面メニュー操作の実績データと残高データの入力①、②が完了です。
少し細かい数字入力が必要ですが、これらの情報を取得して総合原価計算の計算結果に反映する形になります。
次回は、いよいよ計算実行と計算結果を表示させます。