|原価計算入門

  

―2-6.残高データの入力| 画面メニュー操作の手順|個別原価計算―

 

前回では実績データの入力|画面メニュー操作の手順|個別原価計算と、その操作手順についての概要を説明しました。
今回はその後半のステップである”残高データの入力”の具体的な設定方法をご説明します。

 

残高データの入力

 

在庫品台帳の残高データ(前月末のデータ)を登録します。前月末に在庫がある品目だけ登録します。

 

●品目コード ●前月末在庫数 ●前月評価単価 ●前月末在庫高
005 10 1,200.00 12,000

 

項 目 必 須 説 明
●品目コード 品目コードを登録します。
●前月末在庫数 前月末の在庫数を登録します。
●前月評価単価 前月の評価単価を登録します。
●前月末在庫高 前月末在庫高(「前月末在庫数」×「前月評価単価」)を登録します。
計算式で算出してもかまいません。

 
 
 

原価計算表の入力

 

最後に原価計算表の前月データを登録します。前月末に仕掛品がある品製造番号だけ登録します。

 

●製造番号 ●仕掛品金額
A01-1 1,000

 

項 目 必 須 説 明
●製造番号 製造番号を登録します。
●仕掛品金額 仕掛品の金額を登録します。

 
 
以上で画面メニュー操作の実績データと残高データの入力が完了です。
少し細かい数字入力が必要ですが、これらの情報を取得して個別原価計算の計算結果に反映する形になります。
次回は、いよいよ計算実行と計算結果を表示させます。